ガクブル
確かに最近じゃ夜更かしすることも多かった。ブログを書いてる日もあれば、お酒を飲んでいる日もあった。でも今日は違う。
怖くて眠れない。
齢21にもなって、もうすぐ22を数えるこの身をもって、まさかこんな理由で寝れない日が来るとは思わなかった。恥ずかしながら、でも事実だから仕方がない。
電気は消さない。怖いから。電気を消さないと眠れない。お風呂も入っていない。シャンプーなんて危ないこと、まさかできるわけがない。
朝日を待つ。実家に帰りたい。
昔からお化けだの怪談などは苦手だった。その手の話を聞くと、鳥肌が立って寒気がして喉が乾いて目が悪くなる。その手の話を聞いたあとに脂っこい物ばかりを食べると胃がもたれたりする。時代によっては不景気になる。ほら大変だ。だからそういった類の話になると、僕は両手で耳を塞ぎ、ひたすら大声で歌う。決してエアーレコーディングなどという新境地ではない。だって怖いものは怖いもの。僕は深夜の物音一つで、心臓がマックスビートを刻むほどの小心者なのだ。
今日まったく予定がなかった僕は趣味である古本屋巡りをすることにした。僕は古本屋が大好きなのだ。最近はブログを書いたり、バイトがあったり、公園で寝たり、爪楊枝と空き箱でロボットを作ったり、カステラの紙剥がした部分を小一時間眺めたりと、色々と忙しくてあまり行けなかった。久しぶりの巡業に気合が入る。全部で4件回り、結果は良好。探していたものは大体抑えられた。気分は晴れ晴れだ。例えばコンプリートを目指すマンガの抜けている巻を、古本屋で見つけたときの嬉しさといったら、そりゃもう。僕には本と交換するお金を勿体無いとはどうしても思えない。マンガに囲まれる生活は幸せってやつだろう。
ただある一冊のマンガを買ったのはまったく予定外だった。偶然の出会い。存在は知っていたし、過去に読んだこともある。怖ろしいぐらいに面白くて、面白いぐらいに恐ろしいマンガ。望月峯太郎先生の「座敷女」。お勧めだけど僕は決して責任とりません。ちなみにこれはお化けの話ではないです。
棚にポツンとあったその本を見つけた時は、もうすでに「買い」の脳内指令が出ていた。最初にこのマンガを読んだのは中学生ぐらいだったか。怖ろしくて寝れなくなったことを覚えている。あの時は確かにそうだったけど、今更大したことないだろう。そう軽く考えて読み始めた大人になった僕は今、電気と間接照明を着けて、布団に潜り込みながらブログを書いている。完全な判断ミスだ。情けない。情けないけどしかたない。誰かトイレついてきてくれませんか?珍しく一人暮らしを憎んだ。
例えばお化けにしてもそうなんだけど、僕はそういった話をすごく信じやすい。感化されやすい。頭ではわかっていてもチキンハートが勝手に反応してしまう。真性の怖がりなのだ。例えば女の子と肝試しに行くなんてことになったら、「あはは、大丈夫大丈夫!怖くないよ!僕についておいで!」などと口では言うが、服の下に内緒で書いた体中のお経が汗で滲んでいるに違いない。もちろん携帯の着メロにもお経をセットして望むつもりだ。怖い。怖すぎる。ご先祖様助けてください。もし本当にご先祖様が助けに来たら、僕はやはりお化けが出たと大騒ぎするだろう。
あと僕が高校生の頃なんかは、チェーンメールなんてものが流行った。今はあるのかないのか。「このメールを1週間以内に5人に回さないと不幸になる」といったテイストの、まぁ舞台がメールになっただけでベタと言えばベタな内容だ。少しばかり内容が違っても、似たような種類がいくつかあった。くだらない。まったくバカらしい。こんなものに泳がされてたまるか。こんな失礼なメール誰かに送れるわけがない。何が送らなきゃ不幸になる、だ。ふざけやがって。このメールを僕に送りつけてきたのが、当時好きだった子の時点で僕の不幸はとっくに確定しているじゃないか。だから僕は送らなかった。いくつものチェーンメールを止めた。でもその度に不安になった。
大丈夫・・・だよな。でも、もしかしたら不幸が・・・。不幸って。まさか死ぬことは、ないよな。いやいや。それはないって。ないない。はっ、でもこの前コンビニで研修中のバイトに冷やし中華を温められたのはもしかして・・・。確かにお願いしますっていつもの癖で言った僕にも非はあるけど・・・。
考えれば考えるほど不安は増した。今思えばバカらしいが、じゃあ今そんなメールが来ても少しも心が乱されないかと聞かれたら、胸を張っては答えを出せない。僕は本当に怖がりだから。
「座敷女」とお化けとチェーンメール。ジャンルは違うけど根底は僕にとって一緒。全部怖いもの。全部僕を乱すもの。
この文を書いてるうちにようやく朝日が出てきた。
朝日に包まれると成仏しそうになるあたり、僕も彼らもさして変わらないの気はするのだけれど。
【1日1回押すと確かにアナスイが幸せになります↓】


コメント
この間、小学生時に私を恐怖のドン底に突き落とした『学校の怪談1』を今なら余裕すぎて笑っちゃうんじゃねーの?!とか思って見てみたら見事にアナスイさんと同じ状態にッッ…!!
個人的にはシャワーがヤバいです
投稿: シイナ | 2007年9月21日 (金) 19時50分
座敷女、知ってますよ~!
あの女が書いた超不気味な絵のページでビクーッとなりました…(゚Д゚)
夜怖いですよねー。
投稿: ぴーころ | 2007年9月21日 (金) 22時19分
座敷女!!!
兄ちゃんの部屋に勝手に入ってドラゴンヘッドを読んだりしててふと手にとって読んでみてその晩はトイレのドアが閉められませんでした。
今も多分兄ちゃんが持っているのであれは是非封印していただきたい・・・。
投稿: めりぃ | 2007年9月22日 (土) 02時27分
アナスイさんかわいいのうwwwかわいいのうwwwww
私はお化け屋敷すら入ったことありません
投稿: キタイ | 2007年9月22日 (土) 13時28分
座敷女が母親に似ています。責任とって下さい。
投稿: | 2007年9月24日 (月) 04時19分
>シイナさん
学校の怪談?それなら僕はたぶん平気ですね。そんなもん余裕すぎて笑っちゃいますよ。いや、読みませんけどね。絶対読みませんけどね。
投稿: アナスイ | 2007年9月25日 (火) 15時45分
>ぴーころさん
ご存知でしたか。あれ一人暮らしで読むとかなりきついです。あの不気味な絵はねー。あー。え、今物音した。
投稿: アナスイ | 2007年9月25日 (火) 15時46分
>めりぃさん
そうですね、ドラゴンヘッドの隣ですね。
お兄ちゃんに封印するようお伝えしておきます。
投稿: アナスイ | 2007年9月25日 (火) 15時48分
>キタイさん
お前も弱いじゃねぇか。あれなんだよな、俺ら繊細なんだよな。
投稿: アナスイ | 2007年9月25日 (火) 15時49分
>無名さん
wwwww
お疲れ様ですwww
投稿: アナスイ | 2007年9月25日 (火) 15時50分