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2007年10月

2007年10月29日 (月)

妖怪変化

Knk 朝の公園は空気が冷たく、でも澄んでいて、不快とは思わなかった。

でも違う。みんなは違う。僕がここにいる限り、この公園に平穏は訪れない。

選ばれない子だった。許されない子だった。やっとわかった。

人の道を外れた。

僕の近くを人は通らない。僕の周りには冷たい視線と、辛辣な言霊と、わずかばかりの自分で吐いた白い息。なぜ人はこうも外見で判断するのだろう。答えは難しくない。僕だってそっち側だったらきっと同じ行動をとるから。

ジョギング中の人がいる。

僕を見てルートを変える。少し足早になる。ごめんなさい、本当にごめんなさい。乱してしまって。

散歩中の犬がいる。

紐で引っ張られ苦しそうだ。ごめんね、本当にごめん。僕がこんなだからいけないんだね。

僕に近づかないようにと手綱を強引に思い切り引く飼い主。犬は悪くないのに。悪いのは僕なのに。

「うん。僕には君の苦労がわかるよ」

そんな安くとても優しい言葉、今まで僕も使ったことがあったかも知れない。

「経験した事もないのにわかったようなこと言わないで」

ひどく悲しく、そして真っ直ぐじゃない言葉、でも正論。そんな言葉を、僕は今まで許せなかったかも知れない。

でも、わかる。今なら。今ならわかる。

正しいのは間違いなく後者だ。仮に本気で言っていたとしても。本気でわかっているつもりだったとしても。その言葉が嘘じゃなくても。悲しいけれど、圧倒的に足りないのだ。経験が、覚悟が、重みが。そして痛みが。

僕はいわゆる普通じゃなくなって。それがこんな苦労を生むとは知らなくて。

原因は明らかだった。わかりきっていたことだった。

それもこれも、僕が全部妖怪だからいけないのだ。

それもこれも、僕があの時冷静じゃなかったからいけない。

ハロウィンが近いから、コスプレをして遊んでみた。

何のことはない、いつもの思いつきによるちょっとした悪ノリだ。

思い立ったが吉日。僕は嬉しく楽しく心が弾んだ。何のコスプレしようかな?そうだ、あれにしよう!

手芸屋に行って材料を買い揃え、夜なべをして慣れない裁縫に挑む僕。指に針が刺さってもそれほど痛くは感じない。大丈夫大丈夫。すぐに作業に戻った。時間を忘れ没頭する。意外にこんな細かい作業が好きな自分を発見する。足りない小道具はオークションや色んな店を自分の足でまわって探した。3日もしないうちに、必要なものは全て揃った。

自らの手で、足で集めたそれら装着する。お、おお。

軽く鳥肌が立った。

鏡の中には数分前とは確実に違う姿の僕がいる。

こ、これは。まさに・・・!

子泣きじじい!

僕が選んだのは子泣きじじいのコスプレ。今となっては何故その選択に至ったかはわからない。

その自分のあまりの妖怪ぶりに、僕は自画自賛も甚だしかった。うっひゃー、子泣きじゃーん!やべーこれ超おもしろーい!みんなに見て欲しー!

そしてその姿で外に出た。多少は恥ずかしいかもしれない。でもハロウィンだから。許されると思えたから。

僕ではない僕に、僕はすごく浮かれていた。ニヤニヤした。ウキウキもワクワクもした。外に出たら肌寒いことはわかってたけど、外に出ないほうがきっと寒いだろうと、僕は勝手な思い込みに酔った。さぁ行くぞ。

みんな笑ってくれて、和やかなムードで、それで「おしまい」の予定だった。

ほーら、子泣きじじいだよー。わー。

でも。

僕が描いた予想図と、現実は明らかに違っていた。それはもう。驚くほどに。

本当に冷たいのは空気でも風でもなく、視線だった。

話は冒頭に戻る。

だから何度も挫けそうになる。でも、せっかく作ったんだから。あんなに苦労して準備したんだから。

もうちょっと、もうちょっとだけ。

小さな小さな子供が僕の姿を見て泣きそうな顔をした。

い、いかん。これじゃ子泣かしじじいだ。僕はすぐにその場を離れた。

不良に絡まれそうになった。

やばいやばい!!僕はすぐにその場を離れた。というより早足で逃げた。

こ、ここまでくれば大丈夫。僕は後ろを振り返る。追っ手は来ていない。はぁはぁ。

ん?なんだあれ。よく見ると地面に点々とワラが落ちているではないか。な、なんだと!?

どうやら背中に背負った蓑から落ちたらしい。これでは僕がどこを通ったか丸わかりではないか。もう逃げられない。どうする。覚悟を決めるか。僕は利き手に持った杖を強く握る。

さぁ来いいいいいい!!!!妖怪大戦争じゃああああああああああああ!!!!!!!

待てど暮らせど誰も来なかった。助かった。色んな意味で「こんな変わり果てた姿になって・・・」と、親に涙を流させずにすんだ。まぁ実際来られても、土下座をする妖怪が平成の世に誕生しただけだろうけど。

どうやらコスプレというは時として迷惑だけでなく、かなり危険をも伴うようだ。学んだ。これは危ないことなんだ。

もうダメだ。これ以上は無理。これ以上は人間界を乱しちゃいけない。

挫けた。完全に心が折れた。

僕は大人しく家に帰ることにした。ひどく疲れた気分だった。

もう寝てしまおう。そうすれば何もかも思い出さずにすむ。

しかし布団の上に舞い散るワラを見て、僕は驚愕する。いつの間に落ちたのだろう。ひどい有様だ。

泣きそうな顔で掃除機をかける子泣きじじいは、きっと現代と過去が織り成す悪夢だった。

【早く人間の生活に戻りたい↓】

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2007年10月26日 (金)

記念。

100 今日のこれで、100本目の記事。

ようやく一区切りだ。別に何があるってわけではないのだけど。

実際それほど感慨もない。それでも。1回しかないから一応。僕はおめでとうとか言われたいのだ。

オフ会だとかラジオだとかこの先この世界でやってみたいことはたくさんある。でも本業の文章だけは疎かにしないように。大切に。

皆様いつもいつも本当にありがとうございます。

じゃあ次は105本記念でお会いしましょう。

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2007年10月25日 (木)

おばあちゃんこ

Pin_3  じゃあさ、じゃあさ仮によ?仮に倒れたピンを立て直すのが全部おばあちゃんだと想定してみなさいな。そうだよ、そうそう、大変だよ。ちっちゃいおばあちゃんだよ?そんなおばあちゃんが頑張ってピンを直してるのさ。よいしょよいしょって。よっこらどっこいしょって。出てくるわけさ、レーンの後ろから。

想像できた?ね?どう思った?

あんまりたくさん倒したら・・・どうなるかわかるよね?

3本ぐらいならまだいいよ。まだね。でもストライクとか出したら、10本だよ10本。10本立て直さなきゃいけないわけ。

それがどういうことかはわかるよね?そう、あんまり褒められたもんではないよね。ちょっとは慎んだ方がいいんじゃないかな。

何?ダブル?ターキー?何だか知らないけどさ。もうそこまでいっちゃうと悪魔将軍だよね。あ、もしかして僕のカバンにフタ開けたままのペットボトル入れたの君?おかげでカバンの中えらいことになったんだからね。

こらこら、そこの高校生。そんなにはしゃぐんじゃないよ。ちょっとはおばあちゃんの気持ち考えたらどうなの?

例えばさ、ガーターの連続だったらおばあちゃんはすごい楽なわけ。ロッキンチェアーに揺られながら孫にカントリーマアムをあげれるわけ。そりゃそうでしょ。ピンが倒れなきゃ立て直さなくていいんだもん。

ストライクとかさ、もうあえて避けようよ。おばあちゃんのために。

スコアなんかはもう気にしなくていいじゃん。数字に縛られるのはやめよ?大事なのは倫理であって道徳。おばあちゃんの体と気持ち。労わりの精神だよ。

この前スコアが200超えた?はいはいおめでとう。

おかげでおばあちゃんの寿命も200年ほど縮まりましたっと。

「あー恐いね。恐い恐い。最近の若いのは恐い。あら、また倒しおった!倒し神じゃ!お倒し神様の祟りじゃ!」

ほら、聞こえるでしょ?おばあちゃんの悲痛な叫びが。

ほら、おばあちゃんがこっち指差して「鬼嫁、鬼嫁」って言ってる。

確かにひどいね、僕にはおばあちゃんの気持ちが痛いほどわかるよ。

だからさ、ちょっとは手抜こう?ほら、僕らにできることをしよう?

それ以上やるとピンじゃなくておばあちゃんが倒れちゃうよ?

それ以上やるとこの世からガーターしちゃうよ?

ね?

え?全然意味がわからない?

困ったね。じゃあさ、じゃあさ仮にだよ。仮に君がストライクを出すと。ストライク。たまに調子のって出すでしょ?ね?そしたらさ、そしたらおばあちゃんが大声で「ストライクー!」って叫ばなきゃいけない、と想定してごらん?おばあちゃんが「ストライクー!」って大声で。どうよこれ?足は肩幅に開いてお腹から声出すんだよ?ちっちゃいおばあちゃんが。ストライク出すたびにレーンの後ろから出てきて。スペアでも一緒。「スペアー!」って。

見てられる?いくらなんでも無理でしょ。だってその画ってすごい切ないじゃん。

だって「ストライクー!」だよ?右手思いっきり突き上げて。おばあちゃんなのにだよ?

絶対言って欲しくないよね。そんなとこ見たらきっと泣いてしまうよね。

え?いや、ガーターはいいんだよ。ほら、ガーターは言ったら本来のルートとは外れてるわけじゃん。だから例外。正論だよね。そ、正論正論。

さっきから僕がガーター出すたびに白い目で見るけど、だからそれは完全におかしいよね?僕はいいことしてるんだよ。別に褒めてくれとは言わないけどさ。そんなにも冷たい視線を送られるのは理解できないな。だって僕のおかげでどれだけ多くのおばあちゃんが救われてることか。あぁ、おばあちゃんに幸あれ。

え?またストライク?

も、もうやめてーーー!!!!おばぁちゃんがぁーーー!!!おばぁちゃんがぁぁぁぁぁーーー!!!

・・・ごめんね、ちょっと入りすぎちゃった。ごめんね。

ストライクとかさ。うん、まぁ気持ちはわかるけどさ。そりゃちょっとは出してみたいと思うけどさ。

僕には無理だなー。ほら、僕っておばあちゃん子だからさ。

え?何?言い訳に聞こえる?

・・・ん・・・そうかな?

え?鬱陶しい?

・・・え、あ、うん、そっか。ごめん。・・・おばあちゃんは、うん、ごめん。確かにわけわかんないね。

え?必死?僕が?

・・・そうだね。ごめんね、自分でもわかってるんだけどね・・・。

いくらなんでもスコアが14だとちょっとね・・・。


・・・もうたぶん二度とボーリングやらないわ・・・。

【だってきっともう誘われないし↓】

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2007年10月23日 (火)

素人が考えた家庭で出来るおいしいヤギのチーズの作り方

Yagi ①ヤギを用意する  

できるだけいいメスのヤギを。一番の難関でほとんどの人はここで挫折する。ここを乗り越えたら勝ったも同然。

②ヤギに名前をつける  

できるだけ素敵な名前を。ただ長すぎると覚えられないので注意。覚えられなくてもこれといって支障はない。面倒だったら「ああああ」とかでいいと思う。

③ヤギにご飯をあげる  

たぶん草とか食べる。紙は、どうなんだろ。よく聞くけど本当に食べるの?あげたことがないからわからない。いい草をあげると喜ぶに違いない。お米は、食べるんじゃないかな。僕お米好きだし。

④ヤギをかわいがる  

どんな動物でもストレスを溜めてはいけない、と少なくとも僕は思う。夏は暑いから水をかけてあげる。冬は寒いからお布団とかかけてあげる。ブラシで毛づくろいしてあげる。きっとそんなのしたらいい。たぶんそれで満足する。あ、もしかしたら話かけるのもいいかもしれない。僕にはヤギの気持ちがわからないからはっきりとは言えない。

⑤ヤギの乳を搾る    

上から下に。だったと思う。牛と同じ。だと思う。あんまり強くやったら痛いのでかわいそう。めぇーってないたらきっと強すぎるんだと思う。出た乳を受け止めるバケツは必須。何の受け皿もなしに、ただただ無駄に乳を出され続けたら、僕がヤギならきっと怒る。

⑥絞った乳になんか入れる  

粉みたいなやつとか。なんか空気とか入れたらふわっとするイメージ。あとはわかんない。調味料とか入れたら美味しくなりそう。グミとか入れたらきっといい感じ。というかグミが好き。

⑦冷やす   

そしたら多分固まる。固まったらいいな。固まってください。プリンとかは最後冷やして固める。だからきっとそのパターンで固まるんじゃないかな。いや、知らんけど。固まらなかったら・・・んーどうしよう。どうする?

⑧出来上がり  

出来てるといいな。さぁ召し上がれ。おいしい。おいしい。

さぁみんなもレッツチャレンジ。

【参考にならなかった方は押してください↓】

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2007年10月22日 (月)

テルテル坊主とテルテルババァ

Teruteru うちのババァはよくしゃべる。うちの次男(僕)もよくしゃべる。ダラダラと内容のない会話を続け、ダラダラと内容のない時間を過ごす。しゃべっているのが好きで好きで、放っておいたらずっとしゃべり続けてしまいそうだ。近くにフラワーロックを置くと、すぐに電池が切れる。

だから従って電話も長い。それで朝日を迎えることも、それで夕日をむかえることもしょっちゅうある。耳が痛くなって、タバコがなくなって、飲み物がなくなって。ようやく気づく。明日の予定。早く寝なきゃ。そんなこと日常茶飯事なのだ。相手方もこんな僕によく付き合ってくれていると思う。本当に感謝感謝の毎日だ。

でもそんな僕も、そんなババァも、それでいてお互いの長電話にはひどく不快感を露にする。つまり、僕が電話をしているときはババァが、ババァが電話をしているときは僕が、ものすごい目つきで睨み付けているのだ。勝手なものだ。受話器を片手に長電話をする僕に、ババァは「早く切れ、出て行け」などと強い念を送ってくるが、そんなのに今更動じる僕じゃない。もう長年斉藤家の一員をやっているのだ。

人の電話というのはなぜこうも不快なんだろう。例えば電車内での通話はマナー違反とされている。でも、それより大きな音を立てて会話をしているグループもいるのも確かで。片方の発言が聞こえないから? あー確かにそれはあるかもなぁ。

この前実家に帰ったときの話だ。ババァが家で電話をしている。

「・・・そうね、そうそう!・・・えーホントに!・・・あはは!」

うるせーなー。さっきから何分電話してんだよ。まったくよ。

「・・・ほら、ダルビッシュがね」

あーまったく。主婦ってのはなんでこんなゴシップ好きなのかね。

「・・・スライダーがいいのよ!」

え、うそ、ちゃんと見てるの!?

「・・・パイナップル・・・やーね、食べ物じゃないわよ(笑)」

いや、パイナップルは食べ物だろ。え?何?手榴弾ってこと?何の話してんだよ。なんかこえーよ。

「・・・あ、息子にかわる?」

なんでここで俺が!?ふざけんなよ、マジで。

「・・・いいともー!!」

お、おい。まさかその電話はあの電話だったのか!?

とまぁ、このように電話を切るか、僕が席を外すまで、僕の精神は乱されまくりなのだ。確かに片方の発言だけだと会話の全容が見えず、余計な考察による疲れもある。

じゃあ僕も電話好き。ババァも電話好きだって言うなら2人で電話すれば万事平和解決か、と言われれば、これがまたそうでもないのだ。僕とババァの電話の相性はものすごい悪い。普通に会話しているぶんにはまったく問題ないのだが、これが電話となると、用件だけ伝えて速攻切る、というパターンがほとんどだ。電話の相性ってあると思う。普段は別にこれといって問題なく会話できるのに、電話になると急に何を話していいのかわからなくなってしまう相手、とか。僕にとってババァがそれだった。ちょっと照れくさいのもあるかも知れないけど。

今でこそ僕は家を出たし、スカイプという環境を手に入れたので、そうそう電話においての悩みが発生することはない。ただ実家にいた頃は、やはりそうもいかなかった。外に出て携帯からかければいいものの、やはり学生の身分では通話料金も気になり、親の目を気にしながら、なるべく声が漏れないように家から電話をする。相手が友達とかなら(合コンの作戦会議とか以外)特に問題はないのだが、これがもし彼女との電話だったらどうなるか。まるで背信行為かのように、怯えながら会話を続けなければならない。これがまた緊張するのだ。

当時高校生の僕。当時の彼女と何のことはない世間話をする。月が夜空に居座ってずいぶん経つ。いい時間。明日も学校だし。そろそろか。僕は少し沈黙を演出する。うん、言わないと。いや、言いたい。僕もそう言って欲しかったから、だったら僕が先に言わないと。

「・・・大好きだよ」

思い出しながら書いていて顔から火が出そうだ。でも、そうだった。ようやく出た言葉。甘い。彼女もそう言ってくれる。周りを気にしているのだろう。彼女の声もいつもより小さい。僕もそうだったから、よくわかる。でもすごく大きな意味があった。幸せだった。青春だった。少し名残惜しいけど電話を切る。きっといくら電話したって同じだから。本当は満足してるんだ。だって今の僕は顔がにやけている。

さて問題はここからだ。子機をそっと元の位置に戻す。肝心のババァは・・・こたつで寝ている。よし、聞かれていない。恥ずかしい部分は聞かれていない。僕はほっと胸を撫で下ろした。大丈夫。ミッションコンプリート。ふと、ババァの目の前のメモ帳が目に入った。

あっぱれ

さっきまではなかったメモ帳に、筆ペンでそう書きなぐられていた。・・・終わった。

僕は家出を決意した。

ババァからは今でもちょくちょく電話がかかってくる。兄貴にもそれなりにかけているらしい。心配してくれてる、というよりは暇なんだろう。

「今日帰ってくる?」

「んーん、帰らない」

「なーんだ。じゃーねー」

たった三言の家族の会話。僕はいつも帰る日があれば前もって言っているし、ババァもそれをわかってていつもこんな電話をしてくる。もちろん、不快ではない。

僕とババァの電話はすぐ切れる。

でも少なくともこんな電話がある限り、僕とババァはきっと切れない。

【0120-ランクリ大好き↓】

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2007年10月19日 (金)

ネセサリー

Photo 外の寒気が防げるだけで、よしとする。誰にも見られない空間というだけで、よしとする。一人ぼっちの部屋をなんとか許そうとするが、退屈な時間は少しずつ、でも確実に僕を狂わせた。

気を使わないだけで、よしとする。自由なだけで、よしとする。部屋で一人ぼっちの僕になんとか優しい言い訳を与えてやろうともするが、退屈な時間は少しずつ、でも確実に僕を蝕んだ。

誰もいない。そんなのいつものことなのに。

一人の時間。あれだけ慣れたはずなのに。

タバコを消すと、またすることがなくなって、僕は新しいタバコを口にくわえた。

雨は降っていない。でも空気はやたらと重かった。僕が今抱く飢えは、センチメンタルなんて上等なものでは決してないけど、確かに人間の匂いがするものではあった。

誰かいませんか?

誰もいないとわかっていたから、僕は口には出さなかった。

寂しい僕の寂しい目が見つけた、部屋の片隅に大きくても軽いビニール袋。僕はそれを手に取る。完全に遊びだった。単なる暇つぶしだった。そのとき僕は、何も深くは考えていなかった。ガサリとそれが立てた音が、久しぶりに部屋の静寂を引き裂いた。

ねぇ、踊ろ。

今夜のお相手はビニール袋。相手にとって不足だとか、そんなことを言う余裕は今の僕には残されていない。ただ、寂しかった。それを紛らわしてくれるなら誰でもよかった。安いだとか、軽い、だとか。はたまた不誠実だとか。いくらそんな罵倒をうけてもいいと思った。結果として自分をめちゃくちゃにしたとしても、この時ばかりは本気で自分を守ろうとしていたのだ。

ビニール袋。

とりあえず頭に被ってみた。

ふと視界に入った鏡にうつるその姿はあまりに滑稽で、僕は苦笑いをする。本当に今自分がしたいことはそんなことなの?違う。本当に癒されるの?そんなわけがない。頭ではわかっているのだ。ずっと今まできっと最後まで。僕が本当に求めているのはこんなことじゃない。でも寂しいのは今。でも空腹なのは今。乾いてるのは、今。世界にはありとあらゆるごちそうがあると知っていながら、僕は安い虚空を埋めるためだけに、安い駄菓子に食いついた。

ここまでならまだ引き返せたかもしれない。まだ間に合ったかもしれない。

遊びですんだかも、せき止められたかも。

ただその時ばかりの快楽に、大切な何かを失わずに。

あのときはどうかしてた。あのときは若すぎた。そんなことを言わずにすんだかも。

でもそれは過去だからわかること。今はもう取り返せない傷。

寂しさをたくさん集めても、大きな寂しさになるなんて知らなかったから。



僕は欲望のままに簡単に服を脱ぎ、その肢体を灯りの元に晒した。



ビニール袋。

二つの穴を開けた。

はいてみた。

再び鏡にうつるその姿。決して親に見せられるものじゃない。誰にも迷惑かけてない、というだけの取り繕いが、道徳を超えた瞬間だった。自分は汚れている。自分は間違っている。客観的に見て、そんな当たり前のことを認められないほど、僕の自我は崩れ去っていた。もう止まらない。下り坂はいつだって止まりにくい。ビニール袋は僕にされるがままになっていた。

こうなると段々と正当化してくる。こうなると段々と楽しくなってくる。間違っているのに笑えるようになる。

コーディネートがしたい。ビニール袋とコラボがしたい。このときの僕に一途だの浮気だのなんて言葉はかけらも浮かばなかった。ビニール袋をはいたまま、Tシャツに着替えてみたりトレーナーにしてみたり。とっかえひっかえパートナーを変えた。もはやどれでも一緒なのは明白だったけど、それでもそのどれもに違う味がする気がして、僕は目に入るもの全てに手を出した。帽子も被った。靴下も履いた。ネックレスをつけて、指輪もした。メガネだってかけた。

疲れきった僕が鏡にうつる。結局最終的に僕は、やっぱりビニール袋だけをはいていた。最後まで僕を守ってくれたのはビニール袋だけだった。

それなのに。

僕は、それなのに。

もう飽きたと、いとも簡単に。

利用するだけ利用して投げ出してしまったのだ。

あぁ。なんという愚かな人間だろう。なんという愚かな男だったろう。

ガサガサ鳴るだけで文句一つ言わずにあんなに尽くしてくれたのに。あれだけの恩を忘れて、すぐ次の興味に飛びついてしまうとは。なんて悪い人、なんだろう。なんて最低な僕、なんだろう。本当に申し訳ないことをしたと思う。

僕は今までのことにあっさり見切りをつけて、ゲームに興じる。熱くなる。自分に都合のいいこと以外の全てを忘れて。

ゲームをする僕の横で、灰皿がいっぱいになった。

灰を捨てようと、ビニール袋を手に取る。

・・・穴?穴が・・・開いてる・・・。

愕然とした。

時が止まった。

僕は失ってしまったものの大きさに、激しく後悔をした。

本当に申し訳ないことをした。君は僕のために、僕のほんの思いつきのためにアイデンティティまで捨て去ってくれたというのに。僕は、僕は一体何を・・・。

いくら悔いても、いくら詫びても、ビニール袋はもうかえってはこない。


本当に大切なものに気づいた時に、本当に大切なものは、もう。


【最近自分で自分が怖い↓】

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2007年10月18日 (木)

Z 最近体の様子がおかしい。見た目、ではなく。熱が出るでも、痛みがあるわけでもない。具体的に言えば、いくら寝てもいくら寝ても眠いのだ。眠りに対する欲求が深すぎる。布団が恋しくて、いつも布団のことばかりを考えて、布団を見るとついにやにやしてしまい、布団に足を向けて寝れないほど重症だ。今だって眠い。いつだって眠い。眠ってる間以外はいつだって眠い。

僕は自慢じゃないが朝は強いほうだ。少なくとも以前までは強いほうだった。高血圧なこともあるし、朝起きた瞬間に頭は働き、すぐに動ける状態になる。寝起きに煮魚を渡されてもきちんと身と骨に分けることができたはずだ。美味しく頂けたはずだ。ところが最近の僕ときたらどうだろう。目覚ましによって起きるには起きるのだが、どうしてももう一度寝てしまう。念のためにかけた携帯電話のアラームで起きるのには起きるのだが、どうしてももう一度寝てしまう。困ったことに二度寝、三度寝が止められないのだ。

これはよろしくない。学校には遅れるし、人との約束も傷つけてしまう。なんとかせねばと、モーニングコールを頼んではみるが、それでも僕の睡眠に止めをさせない。まったくもって申し訳ない話だ。わざわざ電話をかけてくれているのに。頭が上がらない。例えば、王子様が強い思いを込めたキスで、やっとのこと姫を起こすも、「うーん、あと5分だけ」などと言われて二度寝されたら、さぞや気分の悪いことだろう。想像に難くない。僕のやっていることはそれと根本的には変わらないのだ。いけないいけない。

しかも僕のモーニングコールへの対応もまたひどいらしい。必ず「大丈夫!起きてるよ!ありがとう!」とやけにハキハキとした声で答える。もちろん当たり前のように寝ていたのに、だ。我ながらひどいやつだと思う。そのくせ「僕はおいなりさんだから!」などとしっかり寝ぼけた事を強い語尾で言い放ち、電話を切ってはまた寝てしまうのだ。僕としては記憶が曖昧なのだが、実際かけてくれた友達がそう言うのだから間違いないのだろう。これではいくらなんでも申し訳がなさすぎる。情けない話だ。

夜寝て朝起きる。そんな当たり前のことがこの年になってできなくなった。そりゃ時に夜更かしもするのだが、それでも睡眠時間はそれなりに確保しているつもりだ。なんでなんだろう。なんでこんなに眠いんだろう。肌寒くなって布団が恋しい季節になったから?わからなくもないが、去年の今頃同じ症状に悩まされた記憶もない。疲れている?前日14時間も寝ておいてその言い訳は通じまい。

僕はよほどのことがない限り大学の授業中には眠らない。これは中学でも高校でもそうだった。だから偉い、だとかそんなことを言うつもりはなく単純に眠れないのだ。硬い椅子の上で、座ったままの姿勢で、周りにたくさんの人がいて。眠れないのだ。あまりに眠れないものだから、以前一度上下水玉のパジャマを着て、枕を持って大学にいったことがあるのだが、そのときは寝るどころか本当に永眠を考えさせられるほど冷たい視線を投げかけられた。そんな寝ぼけたこと、二度とはやらないと思う。

僕は普段驚くほど眠りが浅くて、些細な物音ですぐに目が覚めるし、自分の寝言でも起きるし、自分の夢に笑っておきることもあるのだけれど、それは以前のことからだしたぶん今回の眠い眠い病とは関係がないのだろう。何故なんだろう。何故こんな眠いんだろう。深く考えすぎるとおそらく眠ってしまうので、答えが出せないのが非常に残念なところだ。

前に寝ても寝ても眠いときは、人生の転機の訪れだという話を聞いたことがある。もしかしてそれなのか? 人生の転機。しかしまったくもって思い当たる節がない。学生の身分の僕において、例えば何が転機となりうるのだろうか。仕事、ということはないし、そうなるともし本当に転機があるとすれば人との出会いなのではないだろうか。これから何か素敵な出会いがあると信じていいのだろうか。僕は小さい頃、健康運が絶好調の日に毛ガニを足に落として大怪我をして以来、占いじみた話を信じる事はやめたのだけど、今回の眠さからしてちょいとばかし期待してしまう。ただ、おそらく、眠さに任せて眠り呆けるという自堕落が、当たり前のように待っているだろう生活で、とても新たに人に会うとは思えないのは気のせいか。眠さゆえの転機。眠さゆえの後逸。

いやいや、でも待てよ。

余りの眠さに公園のベンチに倒れこんだ僕に、風邪を引かないようにとそっと毛布をかけてくれた優しい人。そんな彼はホームレス。その優しさに惚れ込んだ僕は、少しでも彼に近づけるよう、その公園で一緒に暮らすことを決意しました。

・・・お断りだ。そんな転機お断りだ。是非僕にも屋根を下さい。

実際のところどうなんだろう。本当に僕が将来やりたいことに助長してくれるような機会が訪れるのか。それとも現実には起こらず頭の中だけの物語なのか。転機の内容は今一わからないが、どっちにしろきっと夢の類のお話の一つ。訪れる夢は果たして起きての夢なのか。果たして寝ての夢なのか。

答えはまだわからない。とりあえずその日が来るまで眠らなくちゃ。

灯りを消して。

おやすみなさい。

【おやすみのランクリ↓】

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2007年10月17日 (水)

名古屋にて

Nagoya えー、ずい分と更新滞ってしまって申し訳ございません。ここ一週間ほど名古屋のほうに行ってまして、その影響で書けなかった次第でございます。明日からはまた通常更新に戻すつもりなので、いつも通り読んでいただけたら幸いです。

さて、名古屋だ。これと言って観光スポットを巡ったわけでもなし、これと言って名物を食べたわけでもなし。じゃあ何をしにいったかと言えば一ブロガーとしてね、秘密の会合に参加していたわけなんです。

朝8時にバスに乗る。ここから6時間の長旅。普段僕はめったに旅行に行かないので、すごくワクワクする。あ、見て、走った走った!あ、見て、東京だよ!バスに乗る前にお菓子やら食料やらを買い込むが、浮き足だった僕の判断はひどいもので、ついつい買いすぎてしまう。しかし食べねばもったいない。結局これが名古屋に着いても尾を引き、僕に名古屋名物を食べさせない結果につながったのだ。名古屋に着いて初めての夕飯がまさかビスコだとは。あぁ、味噌カツ。あぁ、きし麺。

同乗者はうちのブログにリンクを貼っている『電脳トリカブト』のオーナーのガル。僕の後輩だ。バスに乗る間は基本的にすることがないので、僕も一応先輩として気を使う。「よし、じゃあしりとりやろうぜ!テーマはサッカー選手!ガルから!」「・・・ジダ」。ここで殺してしまおうかとも思ったが、せっかくの名古屋の思い出を血で染めるのもよくないと、我慢しておいた。

名古屋には思ったよりあっという間に着き、僕の名古屋での時間が始まった。

ここからが本題だ。はてさて名古屋には何をしに行ったのか。

僕は東京、つまり東のブロガーということになる。そして今回は普段お世話になっている西のブロガーさんに会ってみようと。つまりオフ会である。その集合の地が名古屋。簡単に言えばそんな感じだ。難しく言えば全然違うんだけど。

どんな話をしようか。ブログの話。今後の展開。お互い刺激しあえて、その上仲良くなれたらいい。僕は皆さんに会う前に少なからず緊張していた。僕は遅れて居酒屋に着いた。初めまして、アナスイです。一しきり挨拶をする。そこからは緊張といつもより余分に飲んだお酒のためよく覚えてはいない。ただ、

「アナスイさんブログとキャラ違い過ぎ!詐欺だよ!」

「アナスイさんって座布団とかいりませんよね?」

「死んだらいいのに」

などなど数々の暖かい言葉をかけてもらったことははっきりと覚えている。初対面なのに僕はなんて愛されているんだろう。涙が出てしまう。そんなこんなで総勢20人ほどの参加者と朝まで飲んでいた。さすがに全員と、とはいかないが、みんな仲良くしてくれて嬉しかった。今までずっとお会いしたかった方。名前も知らなかったけどすごく気のあった方。本当にいい出会いだった。

朝を迎え、僕らはマンガ喫茶に入ることにした。アルコールはまだ抜けない。ここに来て疲れが出たのか体も重い。これからの予定もあるし、今は一秒でも多く寝たいところだ。さぁ寝よう。一緒に入ったガルを見る。「見てくださいよ、アナスイさん!これ名古屋城で買ったんですよ!」。彼は喜々とした表情でクナイを振り回している。頭がおかしいとしか思えない。寝ようとする僕の目を、確実に狙ってクナイを投げてこようとする。僕の体力が有り余っていたら確実に殺していただろう。

目が覚めて僕とガルは大須という街に向かった。どうやら聞いた話によると、大須は名古屋のオタク街らしい。前もって調べた結果、なにやらメイド喫茶もあるようで。そりゃ当然行かないと。名古屋のメイドをチェキしておかないと。秋葉原で育った僕が名古屋のオタク街に来ましたよ、と。なるほど言うだけのことはあって中々のオタク臭が満喫できた。ところが、さすがに慣れない土地もあってか、いくら探しても肝心のメイド喫茶が見つからない。歩けど歩けど体力が減るばかり。どうするかなー。昨日の疲れもあるし、これ以上の探索は打ち切りとの判断を下した。しかしこの悶々とした思いのはけ口はどうするか。何かずば抜けて素敵なことがしたい。

そんなダラダラと歩く僕らの目の前に、観覧車が現れた。よし、あれに乗ろう。

お母さん、僕今名古屋で男2人で観覧車に乗ってます

しかし観覧車ってこんな怖かったっけ?やばい超こえー。僕は軽い高所恐怖症のため、足の震えが止まらない。高くなればなるにつれ、景色を見ないように下を向く時間が増える。「アナスイさん大丈夫ですか?」。え?ガル、心配してくれるのかい?・・・ありがとう、なんかこの旅で何度もお前に強く当たっちゃって・・・ごめんな。僕は顔を上げた。

ガルは、大きく足を開き力いっぱい踏ん張って、一生懸命ゴンドラを揺らしていた。おい、お前下に着いたらマジで覚えとけよ・・・。

夜になるとまた宴が始まる。なんとあれだけ飲んだ昨日は前夜祭だったのだ。昨日のメンバーに新たに10名ほどが加わり、阿鼻叫喚の地獄絵図。僕も、とある三重からの刺客に捕まり、ベロンベロンに酔わされる。昨日の比ではない。たぶん生涯でこんな飲んだのは初めてだったろう。詳しく書きたいところだが、なにぶん記憶がないのが悔しい。僕はお酒が強いほうじゃないし、普段もそんなに飲まないため、まぁいい経験ではあった。ガルは風邪を引き、途中でリタイアしてホテルに戻っていった。その後姿に僕は小さくガッツポーズをした。宴は朝まで続いた。僕を含めたくさんの人が潰れ、僕を含めたくさんの笑顔に花が咲いた。

その後も僕は名古屋にて兼ねてからの知人と会ったり、高島屋の食料品売り場のお酒の試飲コーナーでとある三重からの刺客と2人で、これまたベロンベロンに酔っ払ったりと、すごく楽しい思い出を持ち帰ることが出来た。名古屋の人本当にすいませんでした。多大なご迷惑をおかけした事、ここにお詫びいたします。

思えば滞在中はずっと飲んでいたことになる。楽しかったな。

帰りの新幹線でふとセンチメンタルな気分になる。東京まで1時間と少し。

僕は生まれて初めて、一人でいるときにお酒を開けた。

少しも美味しいとは思わなかった。

【名古屋でもランクリ↓】

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2007年10月10日 (水)

アナスイ画伯の秘密ポケット~マンガ編~

Kaiji  今回は色んなマンガにお邪魔しました。すいません、パクリです。マンガのチョイスは僕の好みとなっております。どれがどのマンガかわかるかな?

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Yotubto

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Hatikuro 

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Jojo【何がしたいんだかさっぱりわからないブログ↓】
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2007年10月 9日 (火)

ビタースイート

Photo 初めて女の子に告白されたのは高校生のときだった。何の予兆もなかった。もしあったとしても、少なくとも僕には気づけなかった。突然。驚嘆。ツールとしてはメールだったんだけど、まぁ当時の僕にはそれでも十分な破壊力があった。同じ学校の同じ学年の違うクラスの女の子。どうしていいかわからず、うろたえ、何度も読み返し、決まっているはずの返事を何度も書き直した。早く返事を返さなきゃと思えば思うほど、時間なんかいくらでも簡単に過ぎた。いつもより少しだけ、長めにお風呂に入った。

何でこんな僕を好きになったんだろう。僕は高校時代、相当なピエロだったし(今はマスターピエロに昇格)、別に部活動もやっていなかったし、勉強もそれほどできるほうではなかった。授業中は妄想に勤しみ、保健体育の教科書だけは赤のボーダーで溢れていた。特技はマリオカートとホームレスと対等にしゃべれること。前髪は、かまいたちに襲われぱっつんぱっつんだった。それなのに。なんで僕のことを好きになってくれたんだろう。嬉しくないわけはなかった。その子はきっと僕の多くを知ってるわけじゃない。でもそれ以外の、その子の知ってる少ない部分を、認めてもらえた気がした。その少ない部分が、青春真っ盛りの僕にとって、認めて欲しい部分と合致していた。こんな僕でもいいんだ。こんな僕でも好きになってくれる人がいるんだ。その真実は十分甘かった。

告白したこともある。小心者の僕にとってはえらい冒険だ。玉砕するのがすごく怖くて、もし玉砕したときの絶望感と言ったら・・・。でも、あの緊張感。あの緊張感は今の僕の生活にはない。あの緊張感は、ある種の麻薬的要素を含んでいる。片思いは切ないけど、楽しい。追いかけるのは疲れるけど、気持ちいい。告白はされたいけど、したい。

初めて告白したのはやっぱり高校時代だった。すごくかわいらしい子だった。その子は同じ学校でも同じ学年でもなく、まぁ出会いは特殊だった。一目惚れ、ではないけど、それに近いものがある。僕はすぐにその子を好きになった。今でも鮮明に思い出せる。1月1日。元旦の初詣で出会ったのだ。近所の有名なお寺での出来事だった。大まかなプロセスは省略させてもらうが、僕とその子は次の日遅くまで電話をした。そして次の日、1月3日に2人で遊んだ。寒いその日にニット帽を深く被る君。これはきっとデートだった。夢のような時間だった。少しだけ眠そうな君。少しだけ眠そうな僕。お互いがお互いに笑う。昨日遅くまで電話してたからね。今日直接会って話せばよかったって、そういうもんでもないのだ。昨日は昨日。今日は今日。全ての、時間を好きになるために捧げていたといっても、なんら不都合はない。

顔を見てエンジンがかかり、電話をしてトップスピード。デートをしてオーバーヒートした。

楽しい時間はあっという間に過ぎる。日が落ち、君の門限が近づく。2人で君のバスを待つ。どうしようもなく甘酸っぱい空間。・・・マジで?・・・どうする・・・かな。言っちゃおう・・・かな。あーどうしよう。緊張が体中を駆け巡る。体が麻痺してくる。冬なのに熱い。緊張というより吟醸といった感じだ。さっきまで騒がしかった街の喧騒が、今は少しも耳に入ってこない。喉がかわく。あ、あ、あ。初めての告白。何て言ったらいいんだろう。少しもうまい言葉が紡げない。好きです?本当に言えるのか?僕に。付き合ってください?本当に届くのか?君に。

バスが来た。時間がない。でもそれがかえって僕の背中を押した。

「俺と・・・付き合ってくれないかな?」

悲しいほどに不細工な言葉だった。でもその時できた最大限だった。

「え!?・・・あの、ごめん・・・」

彼女はバスに乗った。バスが走り出す。彼女の一言は、それでも多くを語った。夜更けまでした電話よりもずっと伝わった。見てても見てなくてもいい。下を向く僕にはわからないから。ただ僕はひたすらに大きく手を振り続けた。

僕の恋が終わった。

正月三が日で終わった

なんて縁起の悪い1年の始まりなのだ。

初めての告白は結局うまくはいかなかったけれど、僕はもうその時の感情を、思い出と言い換えることが出来るようになり、その思い出は僕にとってきっとマイナスのものではないと思う。今思えば、かなりのミスジャッジだったと思う。なんでもう少し時間をうまく使わなかったのだろう。あまりにも時期尚早の感は否めない。まぁ過ぎたことを憂いても仕方がないし、次にいかせばそれでいい。と言うか、それしかできないし。その子とはそれきり会っていない。

それからしばらくしてからのことだ。

「ごめん、あたし好きな人いるし、そういうの迷惑なんだよね」

そうか、迷惑だったか。ごめんなさい。急に呼び出され、何を言われるかと思ったら。そうか、悪いことをしてたんだなぁ。気がつかないうちに。うん、本当に申し訳ない。でもその前に一つだけ聞いてもいいですか?

お前誰?

この子は一体誰なんだろう?面識のない人からフラれた。どういう誤解と勘違いが生じたかはわからないが、なぜか僕が悪玉に挙げられてしまったようだ。どうしよう。まったく知らないのに。何もないのに。何ら関係ない人なのに。やばい・・・僕、ちょっと傷ついてる

愛の告白は人喜ばせ、そして簡単に傷つける。それでも人は繰り返す。どちらかが告白しないと前には進めないし、そしてまた告白に酔うために。難しく、そして簡単で。甘く、そしてホロ苦い。告白したい。告白されたい。うまくは言えないけど、いいもんなんだ。僕は、そう思う。

それからしばらくしてのことだ。

サイコロの目が6だったら付き合ってあげる

なんでこの子はそんなドサ健みたいなことを言うのだろう。確かに僕は今君のことが好きだ。告白したわけじゃないけど、君がその事実に気づいていたとしても仕方がないとして。それでもその方法はどうかと思う。何故ここで運否天賦なのだ。どう考えてもおかしいでしょ。言っておくがこれは本当の話だ。何サイコロの目って。ってか君何でサイコロ持ち歩いてんの?

それでも一応振ってみた。6分の1。確立は、ある。あぁ、神よ。

サイコロが転がった。運命の目。

1が出た

・・・いやいや、やっぱりおかしいでしょ。サイコロは振られ、僕はフラれた。

【何をうまいこと↓】

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2007年10月 7日 (日)

子供と大人と白球と

Syounennto 図書館を出るとすでに日は落ちかけて、少しだけ肌寒かった。僕は近くの公園のベンチに座り、コーヒーを片手にタバコに火をつける。少しだけため息が出た。学生のくせに頭を使うのは久しぶりで。頭を使うとはいえ、ただ図書館で調べ物をし、それを自分なりにまとめていただけだ。それでこんなに疲れるとはね。学生のくせにすっかり体力がなくなっている。安い達成感だけが僕のなかに残っていた。

こんなことを言っては完結したように思えるが、何のことはない。ただ休憩中なだけだ。まだまだやることは山積みである。少しだけ休んで、また戻らないといけない。

子供たちが野球をやっている。もちろん9対9の本格的なやつではなく、何でもありな少人数制子供仕様。ピッチャーが投げるボールからも、それに対するバッターからも、微塵の緊張感も感じられない。結果だとかそういうのは二の次なんだろう。でもものすごく楽しそうだ。そりゃ楽しい。僕も幼いころこの公園で彼らと同じことをやっていたからわかる。楽しいんだ。

勝手に決めたルールがあって。バッターまで届かない変化球があって。バットに当たりさえすればホームランになって。楽しいんだ。二塁が石で毎回位置が変わったりして。透明ランナーが驚くほど早かったりして。自転車での帰り道、段差でカゴに入れたバットがすっ飛んだりして。楽しいんだ。

どっちが勝ってる試合なのかはわからないが、どっちのチームも嬉しそうだ。あー楽しそうに。こんな気温の中、みんな半そで半ズボンだ。すごいな。タンクトップの子さえいる。子供は風の子か。それでも彼らは不思議と、全然寒そうに見えない。楽しそうにしか見えない。うん、きっと楽しくてしょうがないんだろうな。ただ、人数が2対3という変則的な感じになっている。これはちょっとよくないなぁ。うん、合わせて奇数はよくない。

誰かもう一人いればなぁ・・・。

・・・どうしよう。すごい一緒にやりたい。仲間に入れて欲しい。

でも言えない。まさか言えない。仲間に入れて、なんて。僕にその勇気はない。

「転校生がまだ仲間になじめず、鉄棒のところで一人ポツンと、野球をするクラスメイトを羨ましそうに眺めていた。」   ‐『あの日の入道雲』 著・斉藤アナスイ

いきなりは言いづらいのだ。僕は彼らとクラスメイトではないし、同じ学校でもない。残念なことにいい大人なのだ。いよいよ不利じゃないか。それがいきなり「えへへ、一緒に野球やろうよぉ」などと言ったらどうなる。子供たちは泣き出し、親たちは騒ぎ出し、終いには国家権力に鎮圧されることは明白だ。言えない言えない。まさか言えない。僕はグッと口を詰むんだ。

「転がってきたボールを転校生が拾った。そこにボールをとりにきた少年が近寄る。転校生はボールを少し強く握り、でもすぐに返した。その少年が、少しの間を置いた後言う。『君も一緒に野球やらない?』」   ‐『あの日の入道雲』 著・斉藤アナスイ

待てよ。ボールが僕のほうに転がってくれば、自然に仲間に入れるきっかけができる。僕の中に弾丸ライナーのようにその考えが浮かんだ。

「すいませーん、ボールとってくださーい」→「おー、なんか楽しそうだねー」→「よかったらおじさんも一緒にやりますかー?」→「お兄さんと呼べ、このタケノコ野郎!」→プレイボール

とまぁ完璧なフローチャート出来る。そうかそうか、その手があったか。これは素晴らしい。さぁボールよ、転がって来い。さぁ来い来い。どんどん来い。さぁ、遠慮しないでいいんだよ。ホラ、おいでってば。足元にタバコの吸殻がたまる。さぁ、そろそろいい加減に本当に来てくれるかな。ねぇ、お願いだよぅ・・・。待てど暮らせどボールは来ない。時間は4時半。もうダメなのかもしれない。

「転校生の活躍にみんなはすぐに夢中になった。転校生は前の学校で、野球を、それも本格的な野球をやっていたのだ。」  

‐『あの日の入道雲ファイナルリターンズ』 著・斉藤アナスイ

仕方ない。実力で示そう。僕は何か勘違いをしていたようだ。僕が入りたがるんじゃない。少年達が僕を欲しがるんだ。自慢じゃないが、僕は彼らより確実に速い球を投げれて、確実に速く走れて、確実に遠くに飛ばせる。その自信がある。さぁ、僕を欲しがれ。競合しろ。これはドラフト制なのだ。僕は一人。チームは二つ。さぁ、僕を取り合うんだ。

実力を示さなければと思い、僕は近くに落ちてた枝をブンブン振る。軸足に体重を乗せてぇ・・・こうっ!肘はコンパクトにぃ・・・こうっ!君に聞こえるか、このスイング音が。ブンっ、ブンっ。これが野球なのだよ。少年達。こんな僕の力が欲しくはないか!?

そのまま5時のチャイムが鳴って少年たちが帰っていった。

僕はといえば、なんか手のひらに赤いのができてすごく痛い。

公園がオレンジ色に染まる。

5時か・・・。あーどうしよう。図書館閉まっちゃった・・・。

「休み時間の終わりは、いつも切ない」

‐『続・あの日の入道雲 ファイナルリミックス』 著・斉藤アナスイ

【アナスイが仲間に入れて欲しそうにこっちを見ている↓】

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2007年10月 5日 (金)

お断り

Okotowari

友達の友達の家で、トイレを貸してもらえなかった

【きちんと返すから↓】

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2007年10月 3日 (水)

だって秋だから

Aki すっかり秋だ。一番好きな季節。優しい季節。僕が秋に生まれたという贔屓目も確かに少なからずあるが、例え夏に生まれてようと冬に生まれてようと、僕はきっと秋が好きだっただろう。色で言うなら春は桃色。夏は水色で冬が白。秋は紅葉の黄色や朱ではない。僕にとっての秋は灰色。地味なんじゃない。華がないんじゃない。浮き足立っていないのだ。地に足が着いているのだ。
僕は年中イベントが好きじゃない。いつもと違う空気感。何かしなきゃ、という感覚が好きじゃない。だってそのイベントごとに僕は何らかの焦りを感じてしまう。町もテレビもいつもと違う顔を見せると、途端に居場所がなくなる気がする。僕はのんびりいきたいよう。なるべくいつもいつもを日常に沿ってこなしたいのに。例えばクリスマスなんかないほうが幸せなんじゃないか、なんて。

春になると出会いが訪れる。入学、就職。桜吹雪に見届けられ新たな道を歩む者たち。新しいクラスの自己紹介。緊張しながら自分の番を待つ。せっかく昨日寝ないで考えたのに。ねぇ、見て。誰も笑ってないよ。あー怖い怖い。

夏になると海に花火に遊びのオールナイト。海に流した将来の自分へのファンレター。高波にさらわれて、瓶と共に海の底の底に沈んでください。あー怖い怖い。

冬は冬で人肌恋しくて。メリークリスマス。その一言を唯一聞いてくれたのは時報のテープのお姉さんだけでした。聖なるあの日、あの時あの場所で、僕は誰よりも正確な時間を知っていたことでしょう。あー怖い怖い。

それに比べ秋はどうだ。芋ほりしかない。なんとまぁ心乱されないことか。

春は別れが訪れる。卒業の季節。親が心配するといけないから第二ボタンを自分でむしりとった学生服。春のうららの隅田川に投げたっけ。あー怖い怖い。

木々は生い茂るのに、スケジュールは枯れていくばかりの夏休み。公園でランニングで駆け回る少年達を眺めながら、土に刺された金魚の墓と書かれたアイスの棒(当たり)を盗むか本気で悩む僕。あー怖い怖い。

冬は新年を迎えて。友達に出す年賀状のお年玉くじを、マジックでひたすら塗りつぶす僕。ちょっとしたイタズラ心。あいつらもきっと反撃で塗りつぶして送ってくるんだろうなー、なんてニヤニヤしながら待ってたのに、結局誰からも返ってきすらしませんでした。あー怖い怖い。

それに比べて秋はどうだ。栗拾いしかない。なんとまぁ平穏なことか。

食欲の秋?僕はそんなに食べない。

読書の秋?僕はいつも読んでいる。

スポーツの秋?いや、ちょ、今なんか足痛い気がするし。

何もない。秋は何もない。何紅葉って。自然に頼っちゃうあたりが何ともかわいらしい。先に3つ挙げた「○○の秋」にしたってもはや後付に思えてくる。素晴らしい。本当に僕好みの季節だ。僕はオシャレという名目の生活苦のため冬服を持っていないし、やっぱり秋が一番過ごしやすい。強い日差しじゃなくて。肌寒くもなくて。乾いた陽だまり。それがとても優しい。ドキドキもワクワクもしないけど、その分穏やかだから。秋は、まぁそれでも確かにちょっと寂しいけどね。だって何もないから。秋はセンチメンタルが似合うから。この日記が何か物寂しいのも、今僕の私生活が寂しいのもきっと秋のせい。

春になれば花が咲く。

夏になれば子供アニメスペシャルが放映される。

冬になればこたつで丸くなれる。

それはそれで素敵なことなんだけど。それはすごく魅力的なことなんだけど。やはり秋には及ばない。秋に生まれた僕の星座である天秤は、やはり秋に分を示す。

かわいいよ。僕が言ったその一言に彼女は頬を真っ赤に染めた。まるで紅葉のように。それでもそんな光景に人々は言うんだ。春が来たねって。おかしな話だろう。

こんなことを一人暗い部屋で、土色な顔で書いているのも、きっと秋のせい。

【ランクリの秋↓】

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2007年10月 2日 (火)

下町七不思議 其の四

Sitamati4_2 世界には未だに解明できない怪奇現象や生物が確かに存在している。そして東京のとある下町で起こったそんな不可思議を紹介していくコーナー「下町七不思議」。これらの話はすべて確かに起こった事実である。
恐怖への扉が今開かれる・・・・。


━拾いっ子ちゃん

「はぁもったいないもったいない」

振り返ると奴がいる。妖怪拾いっ子ちゃんだ。主に粗大ゴミ置き場などで目撃情報が集まる。拾いっ子ちゃんはあらゆる物を拾う。早朝や深夜といった人気のない時間に現れては、行動に出る。その老婆のような外見とは裏腹に、かなり大きな物も拾い、住処に持ち帰るその姿は豪快といった形容がふさわしい。ときに台車も使いこなすが、その台車もおそらく拾った物なのだろう。1分間に15回ぐらいの頻度で「よっこいしょー」と叫ぶ。別にこれといった被害は出ていないし、リサイクルの観念から一見すると自然に優しいようにも見えるが、拾った物の用途は我々の考えでは及ばないところがあり怖ろしい。鍋も拾うし、紐も拾う。ヤングマガジンも拾う。テレビや電子レンジはわかるが、中華料理のメニューの書かれた看板なんかは一体どうするつもりなのだろう。考えるだけで身震いしてしまう。

ライバルはカラスで、日々縄張り争いを繰り広げている。さっき拾った「閉店セール」と書かれた旗を振り回しカラスを追っ払う姿は、圧巻の一言である。見た事もない果物をぶつけて追い払うこともある。ちなみに人間には優しい。

なお拾いっ子ちゃんに関する目撃談が寄せられた。

S藤 アナスイさん・22歳・大学生 からの目撃談

「はい、頻繁に見ますね。いやー別に特別ではないですよ。うちのおばあちゃんもそうなんですけど、けっこう何でもとっておくところがあるんですよね。それはもう使わないだろって物でも。うん、そういうのの延長なんじゃないですかね」

こうれという被害が出ていない件についてはどうなのだろう。

「うーん、被害・・・ですか。そうそう出ないと思いますよ。拾いっ子ちゃんは誰かが捨てたものを持ち帰るのが基本ですからね。うん、悪い妖怪ではないんでしょう。縄張りを荒らしたらどうなるのかはわからないですけど。全身緑の服着て背中にギターケース背負ってたときはビックリしましたけどね。亀バズーカかと思いましたもん」

なるほど特に危惧すべき妖怪でもないようだ。ただ一つS藤氏から気になる一言が聞かれた。

「ただね、1回拾いっ子ちゃんを駅前で見たんですけどね。はい、そうです。いつも通りもったいないもったいないって言って。止めてある自転車を持って帰ろうとしてたんですよね。まぁまぁ、気持ちはわからなくもないですけど、それはさすがに窃盗だろう、と(笑)」

S藤氏はなおも続ける。

「なんかね、ちょっと学ばなきゃって思いますよ。拾いっ子ちゃんの精神はね、切って捨てるにはやっぱりもったいないですよ」

もしかしたら、確かに拾いっ子ちゃんのその精神は我々現代人が、忘れてはならないものなのかもしれない。物が溢れ、ゴミが溢れたこの社会。すぐに取替えられるこの社会。騒がれているリサイクルもエコも、全て先人のほうがはるかに優れていたのではないだろうか。これからは大事にするを大事にしなければいけない。それまだ使えるんじゃない?買い換える前に、今一度考え直してみてはどうだろうか。

「はぁ、もったいないもったいない」

ほら、拾いっ子ちゃんの声が聞こえてくるぞ。

世界には未だ解明できない怪奇現象や生物が確かに存在している。今ロウソクの火がまた一つ消された。

【お前のブログが一番不思議だよ↓】

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【おまけ】

うちのリンクにも貼ってあるブログ「加藤ん家」(http://29suki0.8.dtiblog.com/)のオーナーの加藤くんのネットラジオにお邪魔したのでよかったら聞いてみてください。感想いただけたら嬉しいです。
http://29suki.up.seesaa.net/image/pr46.MP3

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