2008年1月12日 (土)

戦場に赴くあなたへ贈る詩

Sennjyou 戦場に赴くあなたへ贈る。

戦うの?
一体何が欲しいと言うの?

僕には教えてくれないの?
少しぐらいは恩返しもしたいのに。

行ってしまうの?
帰ってこれるの?
どこに行くの?

明らかな臨戦態勢。いつものあなたの笑顔なのに。
明らかな戦闘準備。いつものあなたの匂いなのに。

いつも通りの朝なのに。
例えば仕事が戦いだと言うのなら。それはそれでいいのだけれど。

本当に行くの?
思い直してはくれないの?
僕の言葉は届かない。僕の思いは届かない。

突然のことだった。その姿を見て僕は言う。「マジで?え?どこ行くの?」
それに対してあなたは言う。「仕事よ。ごめんね、もう時間ないから」

あぁ、時間よ止まれ。

「行ってきます」なんて言わないで。どうやったら止められる?
僕の不安そうな顔を見て、「別にいつも通りだよ」って。そんなのどうやったら理解できる?

あなたを止めたいのは、それはたぶん愛情なんかではなくて。たぶん僕自身を守るためで。それはとても勝手な思いかもしれないけれど。でも、今あなたを行かせてしまったら僕はきっと後悔するから。この街で、胸を張って生きていけなくなってしまうから。

例えば仕事が戦いだと言うのなら。でも今のあなたはそうじゃない。
例えば戦いが仕事だと言うのなら。それはなんという説得力だろう。

あなたは、行ってしまう。玄関のドアが閉まる音が寂しく響く。

先日実家に帰ったときのこと。うちのババァが迷彩服を着てました

誰でもいい。頼む、誰かこの人を止めてくれ。

紛れて隠れて何を待つ。潜んで潜って何を撃つ。

戦場に咲いた一輪の華。
そんなあなたが好きな花は、きっとたぶんカーネーション。

【もしよろしければ↓の二つをクリックしてはいただけませんか?】

Banner2_4

Banner88_3   

| コメント (4) | トラックバック (0)

2007年9月15日 (土)

鳴らない鳴らない

すごく退屈だった。とても寂しかった。

家で一人、何もすることがない。

普段は思わない。誰かに会いたい。

テレビを見る?否。

ネットを見る?否。

かまって欲しい。成人だって。男だって。

携帯は一向に鳴らない。あいつからの着信もあの子からのメールもない。

電波のいい所に置いてみる。何度も問い合わせをしてみる。

鳴らない。鳴らない。

台所で寝てみる。少しだけ涼しい。

お尻を叩くといい音がした。

外出はやめておく。だって外で携帯の電池が切れたら大変だから。そしたら外出できないから。

漫画を読んでみる。少し眠くなる。

漫画のキャラクターは楽しませてくれるけど遊んではくれない。

何かあったらすぐに起きれるよう携帯の着信音量を最大にして眠った。

でも、夢は、覚えていない。

目が覚めた。

本能のままに眠れた。思う存分。何の妨げもなく。

鳴らない。鳴らない。

夜になった。寂しさが少し成長した。

テレビをつけた。すぐに消した。

お尻を叩くといい音がした。

部屋が静寂に包まれる。秒針が時を刻む音がやけに気になった。電気は消さない。怖いから。お化けとかではなくて。闇に包まれたら何かを失ってしまう気がしたから。

ご飯を食べた。味も量もどうでもよかった。

タバコが悲しいほどに不味かった。

僕はここにいるよ。

声には出さない声で呟く。

携帯が鳴った。僕はすぐに飛びついた。足をぶつけたけど別に気にならなかった。

メール。1件。

「お前今日なんで学校来なかったの?あ、もしかして今日から学校なの忘れてたとか?もう夏休み終わったんだよ?(笑)」

・・・?

迷惑メールだった。きっと迷惑メールだった。これは迷惑メールだった。たぶん迷惑メールだった。

僕は携帯の電源を切って放りなげた。

携帯電話は静かに横たわった。

携帯電話は

鳴らない鳴らない。






【せめてもの救い↓】

ブログランキング

| コメント (6) | トラックバック (2)

2007年8月11日 (土)

ポエム 僕の歌は、それでも君には届かない

Soredemokiminiha どれだけ声を嗄らそうとも、それでも君には届かない。

どんな素敵なラブソングも、それでも君には届かない。

じゃあなんでそんなことをするの?

別になんでもない。ちょっと夜に惑わされただけさ。

広い部屋の、隅で怯えるハミングバード。

死角に隠れ、ひたすらに夜明けを待つ。

誰にも見つからないように。誰にも笑われないように。

高く飛べないかわいそうな小さな小さな鳥。

群れを離れ、大きく鳴くことを忘れてしまったか弱き命。

でも本当は君には見つけて欲しかった。

でも本当は君には笑って欲しかった。

僕の歌は、それでも君には届かない。

もう眠っていいんだよ?

いや、時間はまだあるさ。

もうやめてもいいんだよ?

いや、まだ奏でてない歌がある。

お願い、もうやめて?

いや、僕にはまだ、返事ができる声がある。

僕の歌は、それでも君には届かない。

1人で入ったカラオケ。

1人で朝を迎えたカラオケ。

決して孤独なんかじゃない。1人が好きなだけだ。

本当は遠くなんかない。家すぐそこなのに終電を逃して仕方なく入ったフリをしただけだ。

僕の歌は、それでも君には届かない。

弱音は吐くな。泣き言を言うな。

今のうちにできるだけ麻痺させておけ。

本当に辛いのは、帰りの会計そのときだから。

| コメント (4) | トラックバック (3)